いよいよ聖アントニオ祭の日が近づいてきましたね!街はお祭りがあちこちで始まっています。観光客も増えているし、あちこちから音楽が聞こえてくるし、すでに私の通勤路は少し混乱状態。実は、うちもお祭りの日、12日の夜の営業はお休みさせて頂きます。
さて、社員旅行日記第2回目。
チチ、チチ、ピーという小鳥の歌声とともに起きて外を見るとこの景色!
ああ、こころからリフレッスできる空気。こういうのが必要だったんだ!
緑が深いというのは本当に癒される。
この日はヴァスコがぜひ連れて行きたい、というレストランがあるそうで、そこにまず案内してもらうことに。この週末のためにそれはもう盛りだくさんの予定を色々考えてくれていたようで感動。
このレストランというのがあるのは、なんとスペイン!そう、スペインまでもけっこうすぐに行けちゃう距離なのです。ヴァスコがガリシア地方では一番好きだという、ミーニョ河を挟んだその向こう岸にあるレストランの名前は、O Lagar em Eiras。ここもAphrosのワインを扱っています。その他にも、スペインのオーガニックワインの先駆者である、Barranco Oscuroの生産者、マヌエルもこのレストランだけには直接手渡しでわざわざワインを持って行くという。いったいどのような料理を出す店なのか、楽しみでしょうがない。
着いたその場所は、緑豊かで本当に美しい場所。なんと、休日だったのに、私たちのためだけに店を開けてくれていました!
シェフの名前はミゲール、そして厨房で一緒にもう20年以上一緒に働いているという女性たちも紹介してもらい、厨房も見せて頂く。大きくて羨ましい。素朴で優しくて、素敵な人たち。田舎の素朴な料理が出てきそうなそのレストランの厨房には、低温調理器など、なかなか新しいものも置いてある。
いよいよランチ。まずは小エビから。新鮮で美味しい!卵がたくさんついている。もちろんワインはAphros。
その後出て来たこのスープがまた絶品。エンドウ豆のスープ、温玉乗せ、カリカリになるまで調理されているベーコン。豆の味が直球
それから、八つ目ウナギのエスカベッシュや、ウニのクレープ(この店の看板商品でもあるらしい)がこれまた素晴らしいハーモニー。
この時点ですでにとても感動していたのですが、最後に出て来たこの一品は本当に素晴らしくて、心を揺さぶられ、頂いたときに目が熱くなりました。とにかく素材の味がそのまま生きていて、塩梅がちょうど良くて、様々な仕事がきちんとされていて、真心がこもっている一品。ガリシア地方の鶏の煮込みとリゾット。こういう料理をずっと食べたいと思っていただんだなぁ、て心から思いました。
スペインのオーガニックワイン、El Pino Rojoも頂きました。素晴らしかったです。アルコール度は強めだけど、そんなに感じない。フルーティー。香りだけで癒される。ポルトガルでも手に入らないのかしら?
シェフのミゲールに料理の感動を伝えても「素材に感謝」ととても謙虚。
最後はドリップコーヒーを入れてくれました。ああ、日本の喫茶店の味!癒される。(こちらはエスプレッソが主流なので。)うちの母も毎日手で入れてくれていた、なんていう話もしました。
この時、これもうちで仕入れているオーガニック白ワイン、Auratus ( quinta do fital)の生産は、Marcialともテーブルをともにできて光栄。やっぱり生産者の方達の顔を見て話す、というのはとても大切なことだなぁと感じました。
また近いうちに行けますように!
食事の後はいったんポルトガル側に戻り、山の中の川のそばでリラックスタイム。それぞれ物思いに耽ったり、川遊びしたり、、。このあたりの水がまた本当に奇麗で透明度高くて、いくら眺めていても飽きない。
夜は、私たち日本人は温泉が好きだということを知ったヴァスコが連れて行ってくれたのが、これまたスペインサイドの山の中にある温泉!ここ、公衆なので、無料です。そして、水着着て入ります。かなり知られていない場所なのか、夜だったからか、人がとても少なくて、温度がまたちょうどよくて最高。隣には冷たい川が流れているので、火照ったら川で体を冷やしてまた温泉へ。疲れが心から取れていく。こんなところ、ポルトガルにもあれば毎週行くのに!
というわけで、2日目はガリシア地方を知る旅の1日でした。緑が豊かで人が優しくて、新鮮で美味しい食材とお料理がたくさんあって、本当にいい場所。「北に行ったらもう住み着いてしまいたくなるよ」と友人に言われていたけど、ほんとそうだな。年に1度は訪れれたらいいな、と思います。
これで社員旅行の日記はおしまい。こんなに素晴らしい週末に招待してくれたヴァスコに心から感謝して、気持ちもリフレッシュして、スタッフ一同ますます頑張っております!
二つのランキングに参加しています。よかったら、こちらを一つずつクリックで応援を宜しくお願いします!